精霊ジンとのモロッコ旅③

モロッコ旅③です

これまでのブログはこちらから

精霊ジンとのモロッコ旅①


精霊ジンとのモロッコ旅②








ブログの②の最後にたどり着いた町は
モロッコのアンダルシアといわれている
『テトゥアン』です





モロッコはジブラルタル海峡を挟んでスペインと面していますが、
実はアフリカ大陸のモロッコ領土の中に、
飛び地のようなスペイン領が存在しています




写真の丸で囲っている『セウタ』という町がそれです


ここテトゥアンも20世紀にスペイン領だった時代もあり
南スペインのアンダルシア地方の白い町並みに似ていて

「白い鳩」という異名を持ちます

その名のとおり、
鳩をモチーフにしたものがたくさんありました





上の写真でも、真ん中は白い鳩がモチーフになっています

モロッコの交差点の多くは環状交差点になっており、
写真のようにぐるっと回るシステムです


日本と違って右側通行なので、
バスに乗っていて慣れないことだらけ

しかも環状交差点も広いならいいのですが、
結構せまくて…

運転手さんは現地の人なので
要らぬ心配なんですが、少しハラハラしました(笑)



このテトゥアンは、
1492年、イスラム勢力の最後の拠点であったグラナダがキリスト教徒によって陥落した際
多くのイスラム教徒が逃げてきた街です

元々スペインに住んでいたイスラム勢力の人々は、
新興したキリスト教の人々を寛容に受け入れ
少し高い税金を課せる程度だったそうなんですが

キリスト教の勢力が勝った時は、他信教を一切認めず
イスラムの人々を追いだしたそうです



グラナダは2016年の10月、スペインにいったときに、巡ったところです

グラナダの旅

昔から、
ジブラルタル海峡を様々な人が
様々な思惑で渡ってきたのでしょうね



今回の旅に持ってきた『アルケミスト』でも
主人公の少年サンチャゴは、宝物を探しに南スペインからジブラルタル海峡を超え、
アフリカ大陸を渡ってエジプトに旅をしていきます







テトゥアンの街並みは、
まさにスペインとモロッコが融合したといった感じ

街並みはヨーロッパなのに
看板はアラビア語だったり






道往く人はイスラム人の衣装だったりで




不思議な感じでした


オレンジの木の街路樹が植えてあることが多いです




これは市庁舎です
獅子と獅子が描かれています






この街にはメディナという旧市街地があり、
「テトゥアン旧市街」として世界遺産に登録されています


中にはスークという、たくさんの商店街がありますが、
まだ午前中の早い時間だったために、
お店は空いてませんでした





モロッコでは民族衣装を着ている人が多かったのですが、
この写真のように中にはジャージ、そして靴はスニーカー
と現代服と融合している民族衣装の着こなしでした





貴金属のスーク
パンのスーク
木工のスーク
陶磁器のスーク
工具のスーク
アルミ製品のスーク
食品のスーク

メディナには様々なスークが入り組んでいます





道には時々こんな風に
マークの描かれたタイルがはめ込まれていました

もしかしたらメディナの道標のような役割を果たしているのかもしれません






水場の細工がとても細かくて素敵です


これは「スクンド」といって、地下に水路網を張り巡らせてあり、
皆が自由に使える水場だそうです

あちこちにありました





これから店を開くのか…
鶏とたくさんの卵


モロッコ料理では基本的に鶏肉がよく出ます
市場では鶏がそのまま売られていたので、
きっと鶏のまま持ち帰って捌くのでしょうね…







午前中の内にテトゥアンは発ち、
ここからまたもや2時間ほどバスに乗って、
『シャウエン』へ到着しました




外壁が青く塗られている『青の町』として有名です

こちらもスペインに追われたイスラム教徒やユダヤ教徒が移り住んだことにより発展した都市です


そのためスペイン、アンダルシア地方との共通点が見られ、外壁を塗るのはその影響ともいわれています




それが何故青なのか…というのは

ユダヤ教にとっては青が神聖な色だったため、ユダヤ人が自分のアイデンティティを忘れないように家の壁を青く塗ったという説や
夏の暑さを視覚的に紛らわせるためという説
虫除けのためという説


と諸説あるそうです


シャウエンとはアラビア語で「角」という言葉
角というのはとがった山が二つそびえている様子を表しており、
「2つの山の間に位置しているので、その2つの山を目印にして訪れなさい」ということを示しているそうです


街の周りはぐるっと城壁で囲まれています
外からはこんな感じです



全然青くないじゃあないか

という感じですが、
城壁の中に入ると青と白の世界






迷路のように入り組んだ道が山の斜面に作られていて
その狭い両側に白と青で塗られている建物がひしめいています




稀に、青でない建物もありますが、
ほとんどが青と白で塗られていました





観光客も多く、
フォトスポット的な場所もあったりしました





「モロッコ人は、世界三大うざい人種!」


と、日本を発つ前に調べたらネットにありました

ちなみに他は、インド人とエジプト人だそうです(笑)

ですが、
ここシャウエンの人は穏やかで、
お店の写真なども快く撮らせてもらえました

まあ、そうでない街もありましたが、それは後々…(笑)


絨毯屋さんでは壁にかけてあります



民族衣装も相まって、素敵…💕



染料屋ではたくさんの色粉が置いてありました
全て天然の染料だそうです





景観も可愛くて、活気もあるのですが
なんせ香辛料の匂いが強く、、、


ここでお昼を食べる予定だったのですが、
刺激臭にやられたのかお腹を壊してしまい

せっかくのケバブだったのですが、
ほとんど食べることができませんでした



お腹を壊していても、行程は変えられないのでバスにまた乗り込みます


一縷の望みをかけて
正露丸を飲みました


すると、お腹の調子がすっかり良くなりました!
正露丸すごいぞ✨✨


一安心したところで、 
シャウエンを一望できる場所に立ち寄り



次の街である
フェズに向かいます

続きは次のブログでお届けしますね(^^)





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One thought on “精霊ジンとのモロッコ旅③

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