宇宙創生⑦

こんばんは、
留美子です!

宇宙創成7をお送りします

これまでのシリーズはこちらから

宇宙創生①

宇宙創生②

宇宙創生③

宇宙創生④

宇宙創生⑤

宇宙創生⑥




前回は
神武天皇や歴代の天皇のお姿について書きました


そして、次回は神武天皇のお母さんのお話を…
というところで終わってますね
(結構間が空いてますね💦)



神武天皇のお母様の名前は
『玉依姫』(タマヨリヒメ)といいます





玉依姫はたいへん美しい姫で
「神の御霊が依り憑く女神」と言われています


玉依姫の旦那様は鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズ)

この二人は親戚同士です



分かりやすい家系図があったので、ラノベ古事記というサイトからお借りしてきました




これを見ると分かるように、玉依姫のお姉さんの豊玉姫の息子がアエズ
つまり、甥っ子と結婚したことになりますね



神話の世界では近親婚は珍しくないことで、
ギリシャ神話などでも、沢山でてきます


玉依姫のお姉さんの豊玉姫のお話しは
童話「浦島太郎」のモデルになったといわれています




そのお話しが登場するのは、日本書記、古事記の
「海幸彦・山幸彦」という神話です






豊玉姫は大海神(オオワダツミ)という海の神様のもとで生まれ、
海の奥深くのワタツミの宮で暮らしていました


そこにやってきたのが、
火折尊(ホオリノミコト)という男神


火折尊の父はニニギノミコトです
ニニギノミコトは天照大神の孫にあたり
中つ国をおさめるように命じられ
天下ってきました
(『天孫降臨』)



ニニギは、地上に降りた先で、木花咲耶姫(コノハノサクヤヒメ)と出会い、結婚します


そして、生まれたのが三つ子の男の子でした



一番目が火照尊(ホデリ)
二番目が火須勢理尊(ホスセリ)
三番目が火折尊(ホオリ)です




三番目の火折尊(ホオリ)は、山での狩りが上手かったために、「山幸彦」と呼ばれていました


ある日海の幸もとってみたくなったホオリは、
漁が上手くて「海幸彦」と呼ばれる兄の火照(ホデリ)に頼み込み
釣り道具を借りてみます




しかし、魚がとれないばかりか、借りた釣り針を失くしてしまったのです



兄の海幸彦は大激怒
釣り針を探してこい!!と言われ、


一生懸命に探した先で、深海のワタツミの宮へとたどり着きました


そこで豊玉姫と出会うのです





二人はすぐに惹かれあい、結婚します



ワタツミの宮で暮らし、あっという間に3年の月日が流れました


おいおい釣り針は?
と思いますよね


何と、ホオリはこの時ようやく、兄の釣り針のことを思い出すのです(笑)


豊玉姫の協力のもと、釣り針を見つけたホオリは兄に謝りに行くため、地上へと戻ります


そのとき、ホオリは豊玉姫から、潮の満ち引きを自在に操れる二つの玉を渡されます

「潮満珠」と「潮干珠」といい、これが、玉手箱の由来になっているといわれています



ホオリはこの二つの玉を使って、兄を打ち倒し、
兄のホデリを従わせることに成功したのです

(そもそも自分が釣り針を失くしたのが原因なのに…)



ホオリが地上に戻ってしばらく経つと、豊玉姫が後を追ってやってきました
彼女はホオリとの子どもを身ごもっていたのです


そこでホオリは、浜辺に産屋を建てさせました


豊玉姫は
「海の国のものである私は、お産の際には真の姿に戻ります。お願いですからその姿を見ないでくださいね」と告げます


しかし、心配になったホオリは産屋を覗いてしまいます


すると、そこには非常に巨大なサメが身をくねらせ、のたうち回っていたのです
ホオリは恐ろしくなって逃げ出しました


豊玉姫は男の赤ちゃんを産み、ウガヤフキアエズと名付けられました


ホオリが産屋を覗いたことを知った豊玉姫は、
「あの姿を見られた以上、あなたの元にやってくることはありません」
といって、子どもと夫を置いて、海へと帰っていってしまうのです



ここが注目ポイントです
巨大なサメ…


これまでお伝えしてきたように、神武天皇、龍の姿をしていたという伝承があります
そして、豊玉姫は神武天皇の祖母なのです


思えば、豊玉姫がやってきたとされる深海は宇宙に通じるところがありますよね

どちらも暗く、空気がありません


つまり、豊玉姫も宇宙人かもしれないと読み取れるんですね


お話しを戻しましょう




海に戻った豊玉姫(つまり故郷の星に帰った?)ですが、
我が子のアエズが忘れられずにいました


そこで、妹の玉依姫を地上に遣わし、子供のお世話をしてもらうことにしたのです


やがてアエズが成長すると、それまで面倒をみていた玉依姫と結婚し、
4柱の男の子をもうけます


・彦五瀬命(ヒコノツセノミコト)
・稲飯命(イナイノミコト)
・三毛入野命(ミケイリノノミコト)
・彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)


最後に生まれた彦火火出見尊が後の神武天皇です




天孫降臨をした『天つ国』の神であるニニギの孫、神武天皇…

そんな特別な彼が、国を統治するために東征をしていったエピソードは、これまでのブログでお伝えしてきましたね




ですが、そもそも天孫降臨をした神様というのは、ニニギだけなのか?

というと、実はそうではありません



次回は、そのお話しについて詳しくしていきますね



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