こんにちは、なつみです
昨日、広島に帰ってきました
ラピスは今日から営業開始してますので、皆様是非お越しくださいませ
さて、トルコの旅ブログも残すところあと2回となります
今日は、キプロス編をお伝えしたいと思います
この、キプロス…アフロディーテ様の元に行くのが、旅で一番の目的といっても過言ではありませんでした
前回のブログでもお伝えしたように、鍵が壊れているホテルで少しドキドキしながらも朝を迎えました
ホテルの窓からは海が見え、朝焼けが綺麗に照らしていました
私たちが泊まったのは、北キプロスの「ギルネ」という街です
ここで、キプロス島のことをお話したいと思います
キプロス島は地中海貿易の中継地として栄え、歴史によって様々な国家に支配されてきましたが、
1960年にイギリスから独立し、「キプロス共和国」として承認されました
しかし、ギリシャ系住民(キプロスの80%を占める)とトルコ系住民(残りの20%)とで武力衝突が続き、そこにトルコが介入
1983年には「北キプロス・トルコ共和国」として、北キプロスが一方的な独立を宣言
しかし、北キプロスの独立を認めたのはトルコのみとなっており、国際的な承認は今も得れていません
島の北部と南部の間には、国連によってグリーンラインという境界線が敷かれ、現在は軍事衝突は起こっていないものの、北と南の行き来には検問所を通る必要があります
つまり、私たちの泊まった北キプロスは、国家として独立宣言を出しているものの、認めているのはトルコしかない場所なのです
そのため、この北キプロスの空港に直接飛ぶにはトルコから飛ぶしかないのです
(他の国は、国家として認めてないため)
南キプロスのほうは、イギリス連邦に属し、EUにも加盟しているため、ヨーロッパからの飛行機もよく飛んでいます
数年前には、北キプロスからキプロス入りしたら、南のほうに行くことは勿論、しばらくはヨーロッパにも行けなくなる…とされていました
ですが、ここ数年は緊張状態も緩和し、検問所さえ通れば行き来自体は自由にできる
…と、されていました
一応
ですが、本当に絶対大丈夫という確約は無く…
緊張しつつも、私たちはこの日、南キプロスに行かなくてはいけなかったのです
何故なのか
それは、「アフロディーテ様」に会いにいくためなのです…!!!
愛と美の女神、アフロディーテ様は海の泡から生まれたといわれています
海で生まれたアフロディーテが西の風に導かれてたどり着いたのが、このキプロス島なのです
アフロディーテとヴィーナスは同じ神様とされています
そしてヴィーナスといえば、この
「ヴィーナスの誕生」
左にいるのが彼女を導いた西風
そして、右にいる女性が、陸地でヴィーナスを迎えいれようとしています
この女性がいる場所こそが、キプロス島です
そして、降り立った……
そこには今も「アフロディーテの岩」といわれる大岩があります
そして、その場所は南キプロスの「パフォス」という街にあるのです
そのため、私たちはこの日、ギルネから、パフォスへと向かわなくてはいけなかったのです
行程としては、まず「ギルネ」から、検問所がある街「ニコフシャ」で南に行きます
そして、そこから何らかの方法でパフォスへ…
上の地図を見てもらったら分かるように、結構遠い道のり…
ですが、明日の朝にはキプロスを発たなくてはいけません
つまり、日帰りするしかない!!!
この旅1番の頑張りどころです…!!!
前置きが長くなってしまいましたが、それでは始めていきたいと思います
昨晩調べた時に、とりあえずはこのギルネという街から検問所のニコフシャまでのバスが通ってるという情報はget
しかしバス停の場所までどう行けばいいのかが分かりません
ホテルを少し外れたところに取ってしまったので、車でも20分くらい離れた場所にあるそうなのです
朝食を取りつつホテルの人に聞いてみると、どうやら近くまでいくバスがあるよ…とのこと
どこから乗ればいいの?と聞くと、このホテルの前から乗れるよ~と答えが
んん?バス停なんか見えなかったけどなぁ
そう思いながらも準備をしてホテルの前で待っていると、前からミニバンが近づいてきます
私たちの姿を見て鳴らされるクラクション
はっ、これは乗り合いバスってやつか…!!!
急いで手を挙げると、目の前で停車してくれました
とりあえずは乗り込み成功
他の乗客を見ると、それぞれが降りたいところを近くになると伝えているみたい…
運転手に地図を見せると、近くで降ろすから座っとけ
みたいなことを言われます
(トルコ語なのでよく分かりませんでした)
イスタンブール、カッパドキアと巡ってきて、どちらも観光地だからでしょうか、みんなとってもにこやかで親切でしたが
何だかキプロスの人たちはぶっきらぼうな感じ…
それでも何とかバスを降り、事前に調べたバス停へ…
ここなんだろうか……
たくさんのミニバスが泊まってるので、ここの筈
おじさんに「ニコフシャ?」と聞くと
うんうんと頷いてくれました
料金を払って、乗り込みます
そこから大体1時間ほど
検問所のあるニコフシャへと到着です
ここはキプロス両方の首都でもあります
地図を頼り頼り検問所の前へ…
案外すんなり北の検問所は通れました
次は南の検問所です
うぅ、ちょっとキツそうな女の人…
パスポートを渡すと何か聞かれました
ガラス越しなので、よく分からず
「わんもあたいむ、ぷりーず」
すると
「Speak English!!!!(英語を話しなさい)」
うぅっ…ちゃんと英語話してるし……
それに訛りがひどくてあなたの英語も聞き取りにくいよ…怒るなよぉおお
その後も、
エルジャン空港から来たのか
とか
スタンプはどうした
とか聞かれます
日本は最近、出入国管理がスマートになっていて、スタンプをもらわなくても写真を機械に読み取らせたら通ることができるのです…
でもそのせいで色んなところで出国スタンプ無いじゃん!?と怒られるのです…
こんなことなら出国スタンプもらっときゃ良かったーー!
たじたじになりながらも何とか通過しました…
こわかったです
ですが、とりあえずは南に入れた!!!
街のイメージはガラッと変わり、ケンタッキーなどお馴染みの店も見えました
公用語も南はギリシャ語
同じ街でも、北と南で、文化も言葉も風景も違うのです
現地の人もどことなく賑やかです
ここからパフォスに向かうルートを調べようと、お店の準備をしている人に聞くと、近くに観光案内所があるとのこと
やったー!そこで聞こう!!
ちょっと歩いて到着すると、にこやかな笑顔で、そしてとても聞き取りやすい英語で、女性が手取り足取り行き方を教えてくれました…!
ありがたい…
近くからパフォスまで行くバスが出ているとのこと
確認すると、10時半の便を逃すと、13時までは出ていないとのこと
すでに時刻は10時前
まあ間に合うかー!
と思い、ここでトイレへ…
お土産屋さんの隣にあったので使おうと思い声をかけます
大体ヨーロッパのトイレは公共ではなく、何円か払って入るのが普通だからです
ですが「いらないよ~」とのこと
観光協会とかが管理してるのかな??
すると、お土産屋さんが、「まあ見ていきなよ」と声をかけます
うーんあまり余裕はないんだけどな…と思いためらったのですが、そこに「レフカラレース」とあります
レフカラとは南キプロスにある村のことです
ここはレースが有名で、
本当は行きたかったんですが、日程的に難しく…
なのでついつい「レフカラレース?」と聞いてしまいます
するとここのお店のオーナー夫妻は何とレフカラの出身!
ここのレースも奥さんのママが作ったのよ~と
ついつい見てしまい、買ってしまい……
なんてしてたらバス出発15分前!!!
やばいーーー!!!
急いで向かい、何とかセーフ!!!笑
よかった~~~!
これでアフロディーテの岩まであとちょっと!!!
待っててくださいアフロディーテ様!
そこから2時間バスに揺られ、ようやくパフォスへ到着しました
ですが、ここから更に車で30分ほどいったところにアフロディーテの岩があります
バスが通ってるとのことで、バス停にて待ちます
…が、いつまでたってもバスが来ない!!!
聞いてみると、なんとあと1時間は来ないだって~!?
島なので、バス以外はもうタクシーしかありません
タクシーを呼び止め、乗り込みます
「アフロディーテの岩まで行きたい」と伝えると、60ユーロならいいよ
とのこと
た、高い…
トルコと物価が10倍くらい違います
でもそんなこと言ってる場合じゃないし!
「OK!」
行きながら帰りのバス時間を調べると、これまた中々合わない…
すると運転手さんから「帰りも送るなら80ユーロでいいぜ」と
う~ん、そのほうがいいな
と判断して、お願いしました
そして、、、、
ようやく、アフロディーテ様の海岸に到着です
長かった
日本からは勿論、キプロスに着いてからも長かった
光の差し込む通過を抜けると、そこに海が広がっていました
正直、行けるかどうか分からないところもあったため、最悪北キプロスの海でもいいんじゃ…?なんて考えたこともありました
でも、北の海とは全く違いました
北は内海のためか比較的穏やかですが、こちらの海は波が大きく打ち付け、波によって角のとれた丸々とした大小の石の浜になっています
その石が、波が引いたときに「コロコロコロ…」と可愛らしい音を立てるのです
風は強く、でも暖かく吹いています
しっかりエネルギーを吸い込み、
アバンダンスウィッシュの準備に取りかかりました
アフロディーテ様と繋がりながら、しっかりとエネルギーボールを作り出し、ご希望の方々に届けていきます
アバンダンスウィッシュをご希望頂いた皆さま
とても素敵なエネルギーボールは、既にあなたの頭上に輝いています
このキラキラとしたエネルギーを受けとる方法を、きちんとお伝えしますので
あともう少しだけお待ちくださいね
この海岸にいれたのは、30分ほどです
そのためにかけた時間は何十時間
ですが、それでもいいのです
その甲斐が、しっかりとありました
ありがとうございました、アフロディーテ様…
また、お会いしましょう!!!
満足感と達成感を抱えながら、北キプロスに戻ります
ホテルのある街に到着したのは既に夜20時前
近くにあったトルティーヤみたいなものと、ムール貝を買って帰りました
ホテルに到着して、明日の朝にイスタンブールに帰ること、空港までのバス停に行きたいから、朝5時にタクシーを呼んで欲しいことを伝えます
「OK!」
という言葉に安心して、ホテルで買ったご飯を食べてみます
!!!
お、おいしい~~!!!
従業員さんは英語がわからなかったのですが、親切なお客さんが英語が分かったため、何とか買えたのです
そして、その時に「めちゃナイスだよ」とオススメしてくれた理由がわかります
スパイシーなビーフのミンチと、たくさんの野菜がぐるっとナンで巻かれてて、めっちゃおいしかったです
しかもムール貝の蒸し焼きか何かだと思って買ったものは、開くとご飯とムール貝が入ってました!
これもめちゃ旨です
ムール貝の炊き込みご飯みたいな感じでした
もうぬるま湯しか出ないシャワーも気になりません
色々あったけど良かった~!
そう思いながら、眠りにつきました
次の日はイスタンブールへ
そこで1泊したら、次の日の夜便で日本に帰国です
いよいよトルコ旅もラスト
次のブログで最後のイスタンブールをお送りして、お仕舞いです
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